経営戦略学科 服部 真古さん

2015.12.04

服部 真古

経営戦略学科
服部 真古

研修先
株式会社ビデオリサーチ

株式会社ビデオリサーチでの5日間のインターンシップでは「大学生がテレビを見るようになるためにはどのようにすればいいのか」という課題を与えていただきました。この課題を解決するために会社のことをはじめ、視聴率とはどんなものなのかを5日間を通して学び、最終日には課題解決策パワーポイントを用いて発表しました。私は、視聴率がどのようにして調査され、活用されているのかについてすら無知であったため、日々驚きと発見の連続でした。

インターンシップを通して学んだことは主に2点あります。

まず1点目に、当たり前だと思い込んでいることに対して当たり前で終わるのではなく、常になぜだろうという姿勢をもっていることが大切であることを学びました。みなさんは、普段当たり前のようにテレビが無料で見られることに対して、なぜだろうかという疑問を抱いたことはありますか。正直なところ、私は真剣に考えたことがありませんでした。営業部で働く方のお話を聞く機会があり、テレビと視聴率の関係性を初めて知りました。私たちにとっての番組の人気値のように取り上げられる視聴率は取引指標であることを教えていただき、テレビが無料で見られている裏で、ビジネスの動きがあることに面白さを感じました。

2点目に、決められた時間の中でいかにタイムマネジメントをし、最高のパフォーマンスを見せるのかが、会社に入った際に求められることを学びました。最終日に課題に対するプレゼンテーションがあったのですが、結論にたどり着くまでの過程に時間を掛けてしまったために、一番大切な課題の解決策の部分の内容が薄くなってしまいました。目の前のことにとらわれるのではなく、最終的に自分たちがいつまでにどのような成果を見せることが期待されているのかを最初に認識し、計画的に進めるべきでした。「こんなに頑張ったのですが…」が通用するのは学生までだということを痛切に感じました。

以上の2点をインターンシップの体験を通して学べたことは大変貴重であり、このように企業の中に居させていただくことでしか気付けないことが多くあることを実感しました。機会を与えてくださった株式会社ビデオリサーチ、経営学部にこの場を借りてお礼お申し上げます。ありがとうございました。